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みなさん「ジャパネットタカタ」って知ってます？
言わずと知れた日本の通信販売王ですね。
独特の言い回し、強弱をつけた営業トーク、そしてお決まりの金利ジャパネット負担。
これらの話術を駆使して様々な商品を世に送り出してきた、カリスマ営業マン（？）です。
玄人であるダチョウ倶楽部をいじり、まわし、仕組まれたストーリーとリアクションの中話は進み、「ココしかない！！」という絶妙なタイミングでのクロージング。
僕も買ったことこそないですが、何度もテレビで見ていて、自ら作り上げた独特な話術に聞き入っております。
そんなジャパネットタカタのメイン商品と言えば「電化製品」である。
それもターゲットは通販での大小口である奥様ではなく、恐らく比較的若めの年齢層を狙っているのか、パソコンやプラズマテレビなどが目立つ。
その中でも代表的な「VEGA」（この場合の発音はGAの時にアクセントをつける。）や「ＶＡＩＯ」等といったものを取り扱っている。その時の彼の表情といったらそれはもう活き活きとしていて、林家ぺーが有名人の誕生日を連呼している時にも似ている。
そう、そんな百戦錬磨のタカタ氏。そんな彼に弱点があることを先日知ってしまった。
先日何の気なくテレビサーフィンをしていたところ日本テレビ系列にタカタ氏を発見。すぐさま視聴モードへ突入。
今日はどんな巧みな話術で視聴者を引き付けるのだろう？お手並み拝見といこうではないか。
・・・しばらく、いやすぐに気付いた。今日のタカタ氏はおかしい！
いつもの強弱をつけた巧みな話術もなければ自信に満ちあふれた表情もなく、どこかオドオドしている感じさえ見て取れる。
いつものキレがないのだ。無論コクもない。
どうしたタカタ氏！何があったのだタカタ氏！！
そう思った次の瞬間僕の目にある商品が飛び込んできた。
小伊万里のティーカップである。
愕然とした。彼の口から小伊万里とかお茶とかいう言葉が発せられているのだ。
いままでペンティアムだのギガだのメガだのDVDだのRWだのピクセルだの画素だの団塊の世代では宇宙語に聞こえるような単語をしゃべり続けてきた彼の口から「小伊万里」である。
そりゃぁキレがないはずである。無論コクもない。
見ているこっちも不安になる。
いつものように商品の紹介を楽しんでないのです。
頑張れタカタ氏！そう思っていると彼はおもむろにティーカップに茶を注いで飲みはじめた。
「このティーカップで飲むとお茶も美味しいですね」的な手法をとったらしいのだが、全然伝わってこない。
例えばデジカメであるならば写真を撮ってプリントしたものなら、違いを見せることもできるだろう。
しかしお茶ではその方法は通用しない。
むしろそのティーカップに日本茶はどうなの？ってなもんです。紅茶ならまだしもとってのついた茶わんで日本茶を飲む気にはなれんですよ。
そのごもタカタ氏の表情はどこか曇りがちで、疑心に満ちていました。
そして最後のクロージング、値段を発表する。
「この小伊万里にあれがついてこれがついて5980円（不確か）！！」
まるで相場がワカラン
2003年のジャパネットはそういうものにも挑戦するらしいのですが、今年の暮に、このぼやきをみて
「そういえばあの時のタカタ氏にはキレがなかったなぁ・・・無論コクも」とほくそ笑んでいることを願わずにはいられません。
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