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今日のぼやき2003年1月









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過去のぼやきでも取り上げた(01.11.27ぼやき参照)ホテルや旅館などに宿泊したときの「サービス料」や「奉仕料」について今回は掘り下げた話をしていきたいと思う。
以前ホテルで働いた経験のある方から貴重な情報をいただいた。
サービス料とは何ぞやという話だ。
その方も上の人間から聞いた話で、それを聞いたときもいまいち納得がいかなかったらしいが、そのホテルでの「サービス料」とは以下のもののようなことをさすらしい。

「サービスとはいわゆるお客に対して何かをしたりするようなことではなく、アメリカでいうチップのようなものでもない。
サービスとはお客にホテルの雰囲気や少しリッチな気分などを楽しんでいただくことだ」

と。いうことらしい。
ちょっと待てと。オイ待てと。言わせていただきたい。
納得がいかないにもほどがあるってなもんでやす。
上の説明でいまいち解らなかった方へもう少し俗っぽく言いますと、あくまで僕の解釈なのですが「日常生活を忘れ、ホテルや旅館ならではの雰囲気が楽しめるだろ?普段はヘェコラヘェコラいいながら必死に働いて、家に帰って窓を開ければ排ガスの匂いに騒音に嫌気が差し、コンビニで買った弁当を家でこれでもかってくらい暖めて、容器が変形したことに少し落ち込みながらも、”あたたまったのは弁当だけだ。俺の心はフリーザーの中だよ”なんて誰も突っ込んでくれないのにキザなことを言いつつ、深夜テレビに興じた後にせんべい布団でハイお休みよ。そんな冴えない日常にせめてものカンフル剤として客に非日常を味あわせてやるんだ。」ってなとこだと思う(かなり卑屈に書きましたが・・・)

でもね、でもそれが当然のあなたたちの仕事でしょうが。
高級感溢れるたたずまいのホテルならそれなりの宿泊料を、立派な料理が出るならそれなりの宿泊料を、様々なサービスが用意されているならそれなりの宿泊料を、徴集してるでしょうがあなたたちは!!
築30年のおんぼろホテルより、最新の超高層ホテルの宿泊料方が高いのはそれなりの雰囲気を感じ、自分が優越感に浸ることができるからでしょう。
ではサービス料、奉仕料とはなんぞや!?
その辺のビジネスホテルよりも有名な温泉郷の四季の美味が味わえる旅館の宿泊料の方が高いのはなぜでしょう?設備投資や従業員教育、食材やその他諸々でビジネスホテルよりも金がかかるからだ。
ではサービス料、奉仕料とは何ぞや!?
許せんのですよ!消費税より許せんのですよ!!たばこの1本につき10円の増税よりも許せんのですよ!!!
イヤネ何にこんなに怒り心頭なのかと言うとね、サービス料で何百円とられたとかね、そんなことをいっているわけではないのですよ。
貧乏人とは言えどもね、それほど卑しかぁないですよ。
僕が怒っているのは、なぜ宿泊料と別料金なんだと言うこと!!これにつきるわけです。
以前にも書きましたけど、例えば旅行雑誌を見ましたよ、宿泊料金10000円と書かれていたとしますよ。
ほいだらね、消費税込みで10500円かと思ったところにですよ、「サービス料500円」なんて書かれるとね、
「奉仕料ってなんじゃ〜い!」(ダウンタウンのごっつええ感じのコント「兄貴」風に)ってなことになるじゃないですか。それに加えて「入湯税300円」とかね。
先に言えっちゅう話なんですよ。雑誌に載せる時点でねコミコミ料金にしとけと。こういいたいわけですよ。
今までの説明でも「こいつは何を長々とくだらないことに怒ってるんだ?だいたい怒りの矛先がどこかすらもさっぱり解らん」というかたへもうちょっと分かりやすい例を
道を歩いているあなたはお腹が空いています。それはもう「今大食い競争をやったらボブサップにも勝てる!」ってくらい腹が空いています。
家に帰るまで我慢できません。レストランに入ることにしました。
メニューをみて散々悩み、すぐ出てきそうでお金もギリギリ足りる500円うどんを頼みました。
予想どおりすぐにうどんは運ばれてきました。今はただの素うどんもマハラジャの食べる宮廷料理のようにおいしそうです。
さて!うどんをかっ込むぞ!!とその瞬間、箸が見当たりません。
あなたは当然店員に声をかけます。「すみません箸下さい。」すると店員は「ハイ」と言うとおもむろに腰から下げている電卓のようなよくワカラン装置でピピッと打ち込んでいます。
あなたは不信になって店員さんに聞きます。「いや、箸ですよ?」すると店員さんは「ハイ」と返すだけ。
すぐに店員さんは箸を持ってきてくれました。
そしてあっという間にうどんを平らげて、レジへ向かうあなた。
伝票をみてレジへ打ち込む店員さん。そして店員さんは言う
「580円になります」(この場合消費税は考えないものとする)と。その瞬間「コラ」というでしょう?
よくよく聞いてみると箸の値段が50円、サービス料が30円だと平然な顔をして店員が言うではありませんか。
そんな店二度といかんでしょう?僕はいきません。
もちろんフード業界の中ではこんなことはあり得ませんよ。ご飯を食べる時には箸を使うのが当然だからです。料理を運んだり作ったりするのは当然だからです。それをすることで原価以上のお金をいただくわけですから。ではなぜ!なぜホテルや旅館の世界ではこのようなことが平然とまかり通っているのでしょうか!?宿泊するのであれば風呂に入るのは当然です。布団を敷いてもらったり、料理を作ってもらうのも当然です。部屋が自分の家よりも少し素敵な感じなのは当然です。だからこそこっちは素泊まりペンションなんかよりも多くの宿泊料を払うのですから。
なのにだ、な・の・に・だ、なぜあなたたちはサービス料や入湯税として別額を徴集するんだ!!その分宿泊料を高くすればいいんじゃないんかい!
宿泊料10000円、サービス料500円、入湯税300円のホテルだったら、後付けで請求されるよりも、少し高くなっても宿泊料11000円としてもらった方がよっぽどいいわい!!!

ふぅ・・・少し気持ちも治まりました。最後まで辛抱して読んで下さった方、本当にありがとうございます。
あなたは辛抱強い人です。