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今回のぼやきはどうやら長くなりそうです。覚悟して読んで下さい。
この「今日のぼやき」においてもはやシリーズ化されるのではと巷に噂が立つという噂を耳にしたとかしないとか言われつつある事もないとは限らない今日のお話。 「長野拉致事件」だ。(分からない方は申し訳ありませんが過去のぼやきを読んで下さい。2001年3月30日、2002年1月14日参照)しかし今回はいつもより阿呆度は増していた。なんと彼は長野に行ったあと福井にも酒を買いに行こうと言い出していたのである。 あり得ない話である。日帰りで千葉から長野へ行き、その後福井へ行こうというのは常人の考える領域ではない。それこそドラえもんの世界である。
そんな感じで先日も半ば強制的に長野へと連れていかれた。
朝7時、約束通り彼は来た。僕が彼の車に乗り込む。 彼は何やら元気がない。そして彼の口から発せられた言葉が「いや〜昨日寝てないんだよね。」である。 開口一番これである。これから車を運転して長野に行こうという人間から発せられる言葉であろうか? さらに彼は立て続けにこう言い放った。 「しかも風邪ひいてて熱が38度あるんだなこれが。」 「?」マークに付け加えて「!」が僕の頭の中を駆け巡る。 一応彼に訪ねてみた。「君の平熱はどのくらいなのかな?」 すると彼は「う〜ん36度5分くらいかな?」 溜め息も出ない。かれはやはり阿呆だった。それも文部省に推奨されるほどの阿呆だ。 38度以上の熱があり、徹夜あけの人間がワインを買うという目的のために千葉からはるばる長野へ行く。これは罰ゲーム以外の何ものでもない。と僕は思った。 しかし、この熱のおかげで福井行きはキャンセルとなった。とうより長野もやめりゃいいのにと喉まででかかったがぐっと飲み込んだ。
何はともあれ我々は出立した。 車を少し走らせ、高速道路をまたぐ橋にかかり、千葉の海岸を目指して渋滞している車の列をみて彼はいった。 「あいつらバカだ。」 イヤイヤイヤイヤ・・・バカというのなら君の方がブッチギリのバカだよ。そりゃぁもう全盛期のマイク・タイソンよりもぶっちぎってるよ・・・アンタ。
そんな出だしから不安材料盛り沢山の旅は始まった。 車は東関東自動車道から首都高を抜け、中央道へと入る。行きの道中何ごともなく平穏無事(この計画自体が平穏無事ではないが)に目的地の長野へ11時頃到着。 店へ入るとお客さんでごった返している。 そんな中店員さんが彼を見つけると「あ〜お久しぶりです。」と声をかける。他のお客さんを差し置いて彼と店員さんの世間話が始まる。やれ渋滞がどうだとか何処そこからお客さんが来るとか話している。 僕が聞き耳を立てていると彼が信じ難い一言を放った。
「最近茨城(彼の現住所)でもここのワイン売り出したんですよ・・・ですよ・・・ですよ・・・←エコー」
『???』
デハ、ナゼ、ワレワレハ、イマ、ココニ、居るのだぁぁ!!!
何故!何故!地元で売っている物を買いに茨城から千葉へ行き僕を拾ってから長野へ行くという発想が生まれてくるのかね君は!! しかも何本のワイン(一部ジュース含む)買ったと思います? 17本ですよ!17本!!もう少し頑張って7本プラスすれば2ダースですよ!! 2ダースなんで鉛筆買ったとき以来聞いた事もないですよ!
そしてワインを買い終え近くにあるおいしいそば屋さんへと向かう。 開店は11時30分頃という事で駐車場に車を止めて待つ。 その間僕は暇なので周辺を探索。 すると不思議なお店を発見したのでここで紹介しよう。 まずは下の写真をみて頂きたい。
「おまえこそ”何だ”」と思わず声を上げてしまった。 どうしてこういう看板を掲げたのか僕には皆目検討もつかない。「展望ビアガーデンなんだ」を変換間違いしてしまったのだろうか?イヤそんなはずはない。もしそうだとしても何故そんなフレンドリーに語りかけるのかが謎だ。 今最有力候補に上がっているのが「何だ」というお店ではなかろうかという事。 真実は闇の中ですが、僕はそう信じています。
さて話は戻り、そば屋さんも開店して、そこでそばを頂く。 僕がメニューをみて悩んでいると彼からとても有り難いお言葉が 「昼飯ぐらいだったらおごるよ」 万年金欠病に付け加え急性金欠病をも患ってしまった僕にはとても有り難いお言葉。しかも彼はそのお店で一番高い特製そば(2500円)をごちそうになる。(フォロー終了)
さて、一応長野に来た目的はお昼過ぎに全て果たした。 これからどうしようかという話になり、温泉に行こうという案も出たがその前に諏訪の塩羊羹を買いにいくという事になった。 諏訪に向け車を走らせている途中僕が箱根にいい温泉があるんだよね、というような事を話すと彼は迷うことなく「行こう」と言った。 この辺の彼の思考回路が未だ解せぬのだ。 福井よりはマシかもしれんが、千葉→長野→箱根→千葉である。彼にいたってはこの後に”→茨城”も付け足されるのだ。 無計画とかそんな次元ではない。まさしく気の向くままである。
結局行きましたよ。箱根。17時に到着ですよ。皆さんが帰る時間ですよ。 そんな彼の思考回路を理解するのにはまだまだ日がかかりそうです。 というより一生無理かもしれません。
長々と最後まで読んでくださりありがとうございました。 そんな彼へのファンレターをお待ちしております。
追伸阿呆の彼へ・・・あの時聞けなかったけどなんで茨城で売ってるのにわざわざ長野まで買いにいくの?
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