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最近僕の愛飲する「さすらいのピーススーパーライト」があるキャンペーンを始めた。 それはピースのデザインで、万年筆やら時計やらウォークマンやらを抽選でプレゼントしてしまおうという何とも素敵な企画である。 タバコを吸われる方はご存じだろうが、こういった類のプレゼントは必ずタバコの箱の指定されたある部分を切り取って、専用のハガキに張り付けて投函するのが一般的なのである。 そしてひいき目で言うつもりはないが、ピースのデザインは他のタバコのデザインよりも渋い!大人の落ち着きのある「ブルーチタン」なのである。
こういった企画というのは何もピースに限らず、色々な銘柄のタバコでも行われていることだ。無論ピースも年に1,2回のペースでこう言った企画を催すのだ。なので、一度キャンペーンが終わってしまっても、僕なんかは次のキャンペーンを目指してセコセコとマークを切り取っては集めている。
そして待ちに待った今回のキャンペーン。 早速コンビニから専用の応募ハガキを大量に仕入れてくる。何せ数ヶ月分のマークがたまっているのだ、両手で数えきれるほどの応募数ではないのだ。 応募ハガキを持ち帰って、丹念に内容を読み込む。 すると信じられない文章が僕の目に飛び込んできた。
一口につき、一枚のハガキをご使用下さい。
簡単に説明すると、一枚の応募はガキには20枚のハガキが貼れるようになっている。そして僕の欲しいグッズはマーク3枚で一口の応募が出来るのだ。よって、一枚のハガキで何口も応募できるのであれば、僕の場合は最大6口まで応募できるという計算になる。 そして何よりも問題なのがこの応募ハガキには50円切手を貼らなければならないという、どうすることも出来ない事実である! するとどうなるのかというと、数ヶ月間ため込んだマーク達は・・・・・・・・・・・・・・・・・ 悲しいお知らせです・・・ ありません。たった今「数ヶ月間ため込んだマーク達は・・・」の続きを書くためにマークの枚数を数えようと探したのですが、見あたりません。 一応この話は「数十口も応募したら切手代が高くつきすぎるんじゃい!!」という怒りのぼやきだったのですが、この場合は「いや〜忙しすぎて休みが全然ないよ〜」と愚痴をこぼしているが、実際は儲かっていて嬉しい悲鳴のラーメン屋のご主人のような心境でした。しかし、予想もしなかった、それ以上の怒りと悲しみのぼやきになってしまいました。 数日前に母親が私の部屋(家)に来ました。恐らくその時に処分されたモノと思われます。確かに知らない人にとってみれば、ゴミ以外のなんの役にも立たないものだと目に映ったのかも知れません。しかし!一応確認というモノは必要なのではないかと僕は考えるわけです!! 僕のまだかまだかと待ちこがれていた数ヶ月間は全て水の泡となったわけです。 脱力感。今世界中を探してもこの言葉が僕ほど似合う男はそうはいないでしょう。 しかしすんでしまったことをくよくよしても仕方がありません。 また明日からセコセコ集めます。そして明日の朝母親にはキツク言い聞かせます。
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