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最近(昔からそうかも知れないが)電話番号を言葉に変換(?)している企業をよく見かける。 代表的な例で言うと、朝日新聞の「サンサンオハヨーサン」(0120−33−0843)やスタッフサービスの「オー人事オー人事」(0120−022−022)等がある。 このように自分の会社や店の電話番号を覚えてもらうために、皆試行錯誤しているのだ。 しかし、努力は分かるが意味がまるで分からないものも多々ある。 今日はそんな意味不明な電話番号の変換(?)をご紹介しようと思う。 そのお店はごく普通の中華料理やである。これといって行列の出来る店でもなくチェーン店でもない、普通の店なのだ。そんな店でも頑張って電話番号を覚えてもらおうと必死に番号をもじる。そもそも中華料理やといえば出前が命みたいな所もある。もちろん来ていただくお客さんも大事な収入源なのだが、出前の客というのも中華料理屋にとって大きなウェートをしめるのである。 であるからして、電話番号を気合いを入れてもじる気持ちはよく分かる。 しかし、それが全く持って意味不明な場合は何の意味もなさないのだ。 今日僕が紹介するお店の電話番号は「○○○−○○○−4040」である。一応店の名誉のために名前は伏せたいと思う。 ここで問題なのが、なんともじったかである。もじった場所は「4040」の部分です。 さぁみなさんも思いつく限りの考えでもじってみてください・・・。
答えは「ジンシン」です。 「?」です。あらかじめ断っておきますがこのお店の名前は「ジンシン」ではありません。それに近くもありません。もっと言えば全く似ていません。 ではなぜ電話番号を「ジンシン」ともじったのか? 必死になって考えました。ここのご主人が以前人身事故でも起こしたのだろうか?だとしてもそんなことを店のうたい文句にするはずがない。ならばご主人の名前が「ジンシン」さんなのだろうか?それにしたってそんなこと知り合いではない人間にはどうでもいいことだ。 考えれば考えるほど深みにはまっていく。謎はますばかりなのだ。すでに僕はあり地獄にとらわれてもがき苦しむ蟻と化していたのだ。 しかし、ここで僕はあることに気がついた! 「なるほど・・・そういうことだったのか。こいつは一本とられた。消費者心理を逆手に取ったと言うことか・・・できる男だ。きゃつは諸葛亮孔明の生まれ変わりか?」 そう・・・こうして悩み苦しんでいる間に僕は電話番号を憶えてしまっていたのです!!! 久しぶりに「やられたッ」とおでこをピシッと一回はたきました。 彼らの策略にまんまとはまってしまったのです。恐るべし企業(?)戦略。 でも1週間後にはぜ〜んぶ忘れてると思うけどね。
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